OBC奉行クラウド|データ連携設定

OBC奉行クラウド|データ連携設定

BizForecast BC Standardにおいて、奉行クラウド APIを活用したデータ連携を実行するための設定手順です。

1. 前提

BizForecast BC Standardの奉行クラウド連携は、勘定科目コード・部門コードをキーにしてデータ連携(自動取込)を実施する仕様です。その為、BizForecastと奉行クラウドで、勘定科目コード・部門コードが一致していることが前提となります。但し、一致していないケースにおいても、BizForecast側の設定にて、取り込み時にコードを読み替えて取り込むことも可能です。設定方法については後述します。

1.1. 奉行クラウド側の設定

BizForecastが奉行クラウドと連携する為に必要となる”アクセストークン”の発行を奉行クラウド側で行います。

1.1.1.アクセストークンの発行

奉行クラウドを開き、ツールバーから”管理ポータル”をクリックします。



管理ポータル画面が開いたら、外部サービス連携>連携アプリケーションをクリックします。



連携アプリケーション画面が開いたら、「連携アプリケーション」ボタンを押下します。


「アクセストークンの発行」ボタンを押します。

ダイアログが開いたら、連携アプリケーション名に任意の文字を入力し、「OK」ボタンを押下します。



「発行」ボタンを押下します。

アクセストークンが発行されます。「情報のコピー」ボタンを押し、テキストファイルに貼り付け保管します。


1.2. BizForecast側の設定

1.2.1. アクセストークンの設定

[システム設定]-[外部システム連携設定]画面で[外部システムからインポート]タブをクリックします。
画面最上部のコンボボックスで「OBC奉行クラウド」を選択します
「アクセストークン」の「入力」ボタンを押下します。
ダイアログが開いたら、奉行クラウド側で発行したアクセストークンを貼り付けます(Ctrl+V)。
連携用パスワードに任意の文字列を入力します。入力した文字列は後ほど使用する為、忘れないように保管して下さい。
「OK」ボタンを押下します。
「保存」ボタンを押下します。



1.2.2. 奉行クラウドの仕訳データの項目とBizForecastの項目の突合設定

[システム設定]-[外部システム連携設定]画面で[外部システムからインポート]タブをクリックします。
画面最上部のコンボボックスで「OBC奉行クラウド」を選択します
「奉行クラウド仕訳データの取り込み設定」で、奉行クラウドの仕訳データの各項目(縦)に対し、紐づけたいBizForecastの項目(横)をチェックします。BizForecastの「摘要①~⑩」に関しては、取り込み先とする摘要([期別マスタ]-[科目別摘要設定]の進行期の設定値)を選択します。尚、奉行クラウドの複数の項目をBizForecastの同一項目に紐づけることも可能です。その場合、取り込み時に、奉行クラウドの各項目のデータが半角スペース区切りで連結した文字列となって取り込まれます
奉行クラウド側とBizForecast側で部門コード・勘定科目コード、セグメントコードが一致しない場合は、「1.3.2.1取り込み時のコード変換設定」を行います。
設定が完了したら「保存」ボタンを押下します。

例1) 仕訳データの摘要をBizForecastの摘要ラベルに紐づけたい場合


例2) 仕訳データの取引先コードと取引先名称をBizForecastで定義した特定の摘要に紐づけたい場合



1.3.2.1. 取り込み時のコード変換設定

仕訳データの取り込み時に、奉行クラウド側の部門コード・勘定科目コード・セグメントコードを一定のルールで読み替え(変換)て、BizForecast側の実績データに反映させることが出来ます。
変換したい項目の「変換設定」をクリックし、変換ダイアログを開きます。


変換したい奉行クラウド側のコードとBizForecast側のコードを入力または選択します。
  複数行設定した場合、優先順位が高い(番号が若い)設定から順次採用されます。

※奉行クラウド側で”00101”の部門はBizForecast側では”101”の組織として取り込まれます。
※奉行クラウド側で”00102”の部門はBizForecast側では”102”の組織として取り込まれます。
※奉行クラウド側の部門が”00101”と”00102”以外の場合、BizForecast側では”201”の組織として取り込まれます。

「OK」ボタンを押下します。



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