修正予算の作成手順

修正予算の作成手順

1. 予算バージョンの作成

予算バージョンは予算年度ごとに(メインバージョン以外で)最大5つまで作成することができます。
予算策定 >> 予算バージョン管理 画面にて、当初予算などベースにする予算バージョンをコピーした後、メインバージョン(ver.0)の方の名称を「修正予算①」といった名称に変更してください(コピー先のバージョンが当初予算)。
予算確定時に実績・見込期間にコピーされる予算値や月次レポートパッケージや見込入力パッケージで参照される予算は常に“メインバージョン(ver.0)”の予算になりますので、その点ご留意ください。

2. 予算データ一括作成(コピー)

新たに予算バージョンをコピー・作成すると、コピー元予算バージョンの全てのマスタおよびトランザクションデータが引き継がれます(コピー対象になります)が、修正予算の金額データの内、経過月のデータについて実績金額に置き換えたい場合には、予算データ一括作成機能をご利用ください。
例えば、3月決算会社のケースで、4月~9月の上期実績および10~3月の最新版下期見込値に基づいて修正予算を作成する場合、 予算策定 >> 予算データ一括作成 画面にて“コピー元(基準)期間”に「[2]予実管理・着地見込|yyyy年度|yyyy年9月」を指定してデータ一括作成を実行します。そうすると、4月~9月の上期実績および10~3月の(下期)見込が当該修正予算の初期値として登録されます。

3. 修正予算(予算バージョン)のマスタ調整

修正予算(メインバージョン)の方で、 期別マスタ >> 組織体系設定 などの期別マスタを変更したい場合、必要に応じて各種期別マスタ設定画面にて(予算年度+バージョン指定で)設定変更することが可能です。

4. 予算データ入力・編集

 予算策定 >> 予算入力 画面より、必要に応じて修正予算データの編集(追加・変更・削除)など実施します。

5. 入力・編集内容確認(当初予算や進行期実績・前期実績と比較)

 データ集計・分析 >> 予実管理精算表|月次推移 画面にて左列・右列に表示するデータを各々指定できますので、例えば、左列に“当初予算“、右列に”修正予算“を指定すると、予算バージョン同士の対比ができます。

※ シミュレーション用の予算バージョンなども上記と同様の手順で作成&確認が可能です。

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    • 予算確定

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